ちばの選挙

遅れた浸透、最後に地力 県議会は「1強」変わらず 自民・公明 【激戦の足跡 検証 千葉5区補選 統一地方選】(上)

衆院千葉5区補選で自民の英利氏(前列左)の応援演説をする岸田首相(同右)=15日、新浦安駅前
衆院千葉5区補選で自民の英利氏(前列左)の応援演説をする岸田首相(同右)=15日、新浦安駅前
県議選の激戦区に入り、公明党公認の8人全員当選につなげた平木代表(右)=1日、千葉市花見川区
県議選の激戦区に入り、公明党公認の8人全員当選につなげた平木代表(右)=1日、千葉市花見川区

 衆院千葉5区補欠選挙の告示直後。自民党新人の英利アルフィヤ氏(34)=公明党推薦=の陣営では、各党や報道各社の調査で立憲民主党新人候補を追う展開となり焦りもあった。

 告示後初の週末となった15日。同党総裁の岸田文雄首相が冷たい雨の降る新浦安駅前、本八幡駅前に続けて入り「子どもや未来の世代のため責任を果たせるよう結果を出そう」と訴えた。数時間前、自身が和歌山市内で受けた襲撃事件には触れず予定通りに遊説。観衆は駅周辺の2階デッキまで埋め尽くした。

 「襲撃直後でも岸田首相が5区に入った。あれで潮目が変わった」。同党議員は猛追モードに変わった出来事と振り返った ・・・

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