千葉県物価高対策「小1~高1に1万円」 対象外の子へ支給、市町村で広がる 地域差生まれ不公平感も

保護者と手をつなぎ家に帰る児童(記事と直接関係ありません)
保護者と手をつなぎ家に帰る児童(記事と直接関係ありません)

 子育て世帯向けの物価高騰支援策として千葉県内の小中学生と高校1年生を対象に1人一律1万円を支給する千葉県の事業を受けて、対象外となった未就学児や高校2、3年生にも独自に現金などを支給する動きが県内市町村の間で広がっている。千葉日報社の調べでは、全54市町村のうち半数を超す市町村が対象外となった子へ1万円以上の独自支給に踏み切る。ただ、対象や支給額で地域差が生じ、同じ県内で不公平感が生まれることになった。小1~高1に対象を区切ったことについて県は「小中学生の習い事を支援するため」「高校1年生は制服や学用品などの購入費がかかるため」と説明するが、現場では「分かりにくい」「全ての子どもに平等に給付するのがいい」との声も出ている。

◆ネットで疑問噴出

 県が小1~高1に1万円を支給する物価高騰支援策を発表したのは先月8日。これが報道されると、「なぜ高1で区切るのか」「未就学児や高2、3年だってお金 ・・・

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