柿沢議員秘書、買収認める 区長選巡る公選法違反事件

 昨年4月の東京都江東区長選を巡り、衆院議員柿沢未途容疑者(52)=東京15区、自民党を離党=と共に東京地検特捜部に公選法違反容疑で逮捕された秘書4人のうちの1人が、区議に配布した現金について買収の趣旨を認める供述を始めたことが9日、関係者への取材で分かった。柿沢容疑者も当初の否認から認める意向に転じている。

 柿沢容疑者は保守分裂の争いとなった区長選で木村弥生前区長(58)=辞職=を支援。逮捕容疑となった区議らへの現金配布について、区長選と同日程で実施された区議選の陣中見舞いで買収の意図はないとしてきた。

 だが関係者によると、逮捕後の今年1月、買収の意図を争わない意向に転じた。


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