イラン女性にむち打ち74回 ヘジャブ未着用で

X(旧ツイッター)に投稿された、イランの首都テヘランで半袖シャツとスカート姿で歩くロヤ・へシュマティさんの画像(共同)

 【テヘラン共同】イラン司法当局は、髪を隠すヘジャブ(スカーフ)をかぶらなかったとして、30代の女性ロヤ・ヘシュマティさんに裁判所が言い渡した74回のむち打ち刑を執行した。イランメディアが9日までに伝えた。執行後、ヘシュマティさんはインスタグラムに「抵抗を続ける」と投稿し、今後もヘジャブを着用しない意思を示した。

 イランでは女性は外国人も含めて公共の場で髪や体の線を布で隠す法的義務がある。2022年9月にヘジャブの着用が不適切だとして当局に拘束された女性=当時(22)=が急死した後、市民の間で当局による暴行疑惑が強まり、デモが全土で広がった。


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