被災の中高生ら寄贈楽器で演奏会 「大震災を忘れないで」 

「みちのくウインド・オーケストラ」で「陽はまた昇る」を演奏する宮城県の中高生ら=17日午後、東京都港区

 東日本大震災で被災し、楽器の寄贈などの支援を受けた宮城県の中学・高校の吹奏楽部員ら約130人が17日、東京都港区のサントリーホールで、支援に感謝する演奏会「みちのくウインド・オーケストラ」(主催・東京財団)を開いた。

 震災後、津波で楽器を流された生徒のために、音楽家らが楽器を贈る活動を実施。サントリーホールが、善意の楽器を受け取った生徒らの演奏会を企画、財団の奨学金を受ける海外の若手演奏家との特別編成オーケストラが実現した。

 ホルンを吹く宮城県立石巻西高の志野さやかさん(17)は「全国の人に大震災で起きたことを忘れないでほしい」と話している。


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