2023年10月16日 05:00 | 無料公開
車庫で、銚子電鉄開業100周年記念のフレーム切手を受け取る銚電の竹本勝紀社長(右)=銚子市
銚電開業100周年を記念したオリジナルフレーム切手(日本郵便関東支社提供)
銚子市を走るローカル鉄道「銚子電鉄」(銚電)の開業100周年を記念して、日本郵便関東支社(さいたま市)は歴代の銚電車両の写真を使ったオリジナルフレーム切手を13日から販売している。販売郵便局は、銚子市内をはじめ県東地域などの計90カ所。15日からは日本郵便のウェブサイトでも取り扱っている。
銚電は「銚子鉄道」だった1923(大正12)年7月5日、今と同じ銚子-外川間の約6・4キロで開業した。切手には電化した25年撮影とみられる装飾した電車や、人気の小型機関車デキ3の勇姿、犬吠埼灯台とキャベツ畑の沿線風景を進む電車などが登場する。
使用写真のうち、古い年代の2枚は銚電の所蔵写真。2010年までの他の全ての写真は鉄道史研究家、白土貞夫さん(89)=佐倉市=が長年撮りためた中から提供した。
13日に銚電の車庫で記念の式典があり、日本郵便側から銚電と白土さん、市にフレーム切手が贈られた。銚電の竹本勝紀社長は「銚子電鉄の歴史を切手でたどることができる貴重なセット。切手の販売によってより多くの銚電ファンが生まれてほしい」と期待した。
フレーム切手「銚子電気鉄道開業100周年」は84円切手の10枚1組で、1シートが1400円(税込み)。1494シートを用意している。