不登校通信制で支援 「肯定感で子は伸びる」 成美学園高校(勝浦市)酒井秀光理事長 【インタビュー】

4月に開校した「成美学園高校」=勝浦市
4月に開校した「成美学園高校」=勝浦市

 教育特区・勝浦市に今春開校した通信制・単位制「成美学園高校」は、多様性を尊重しながら、関東各地にある系列通信制サポート校の生徒約1600人のスクーリング(対面授業)を行っている。酒井秀光理事長(68)は「チャンスや肯定感を与えれば、子どもたちは自然に伸びる」と力を込める。「いずれは系列校を関東で50校まで増やし、より多くの子どもを支えたい」と掲げる酒井理事長に、同校設立の経緯や教育への思いを聞いた。

 -通信制高校の必要性が高まっている。

 「『右肩上がり』の時代には、より良い学校、良い会社に入るため学ぶ、といった考え方に疑問を持つ人は少なかった」

 「バブル崩壊後に人々の価値観は変わったが多くの学校は古い価 ・・・

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