人気ロックバンド氣志團が制作した「袖ケ浦音頭II」に合わせた踊りが、14日開催の袖ケ浦市の一大イベント「そでがうらまつり~アレワイサノサ~」で披露される。「倍の倍の倍 笑えるように」「俺の街 来ないか?」と明るく歌う楽曲にぴったりな振り付け。市民が練習を重ね、まつりの目玉企画として踊り連21チーム、約500人で本番に臨む。
そでがうらまつりは、これまでの「袖ケ浦市民夏まつり」を大幅にリニューアルして昨年初開催された。まつりの副題の「アレワイサノサ」は、春日八郎さんが歌った初代の「袖ケ浦音頭」(1973年制作)で歌詞中に使われた掛け声。「袖ケ浦を元気に」の思いが込められている。
市はリニューアルしたまつりを盛り上げようと、市内でロックフェスティバルを開催するなどゆかりのある氣志團にオリジナル楽曲を依頼。完成したのが、君津市出身でボーカルの綾小路翔さんらが作詞・作曲した袖ケ浦音頭IIだ。
「倍の倍の倍 笑えるように」「オッサ オッサ オッサで」と威勢良くリズムを刻み、さらに「木更津」「君津」「富津」の3市も歌詞に含めて「房総よいとこ 袖ケ浦」「俺の街 来ないか?」。明るく希望に満ちた作品となっている。
昨年10月に曲のみ披露されたが、袖ケ浦市舞踊会が今回、振り付けをつけた。「楽しく、笑顔で踊って、市の魅力発信につながるように」と、市は踊る動画を市公式ユーチューブチャンネルで公開。今夏、市内各地区の盆踊りでも使われた。CD(1210円)も市観光協会で販売している。
14日はJR袖ケ浦駅北口を会場にさまざまなイベントが終日続くが、午後6時から新旧の音頭に合わせた踊りが始まり、まつりのフィナーレを飾る。
問い合わせは袖ケ浦ふるさとまつり実行委員会事務局(市商工観光課)(電話)0438(62)3465。