引きこもり生活でルーマニア語小説、「ヘイト本」置かない本屋… 作家・済東さんと書店経営・関口さんがトークショー 習志野で15日、参加者募る

済東鉄腸さん(左)と関口竜平さん(右)
済東鉄腸さん(左)と関口竜平さん(右)

 引きこもり生活をしながらルーマニア語の小説を執筆した作家の済東鉄腸さん=市川市在住=と、千葉市花見川区で書店を営む関口竜平さんによるトークショーが15日に、京成線谷津駅近くの紅茶専門店「ヤツカフェ」で開かれる。「千葉からほとんど出ないで色々と考えている話」と題し、本をなりわいにする異色の2人が、自身の経験や思いについて語る。オンライン配信も行う。

 済東さんは、大学卒業後のひきこもり生活のなかでルーマニア語を習得。日本語で書いた小説を翻訳してネット文芸誌に発表し、脚光を浴びた。

 関口さんは千葉市花見川区の倉庫で小さな書店を始め、現在は「本屋lighthouse(ライトハウス)幕張支店」を運営。差別を助長する「ヘイト本」を置かないことにこだわっている。

 主催するボランティアグループ「wakaruta」の平野だいさんは、「2人とも挫折を乗り越えてきた人。いま苦しくて何か救いを求めている方、広い世界を見たい人に参加してほしい」と参加を呼びかけている。

 午後7時~8時半。インターネットから事前申し込み(https://wakaruta-chiba-book.peatix.com)が必要。参加費はオンライン2000円(学生1200円)。会場1500円(中高生無料、その他学生800円)と別途ドリンク代。


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