日経工場で印刷開始 千葉日報社など始動式


 千葉日報社と日本経済新聞社の包括的印刷協力による千葉日報本紙の印刷が30日、日経千葉工場(習志野市茜浜)で始まった。

 日経が印刷に必要な設備と資材を提供。本社社員が同工場の輪転機を使って千葉日報を印刷する。

 同日開かれた始動式には千葉日報社の萩原博社長、日本経済新聞社の木舟一郎副社長、日経首都圏印刷の峯田武彦社長らが出席。3人が輪転機起動ボタンを押し、紙面の印刷が始まった。

 萩原社長は「新輪転機という新たな力を社のさらなる成長につなげていきたい」と抱負。日経の木舟副社長は「新しいニュースを質の高い鮮やかな紙面で読者に提供してもらいたい」と話した。

 日経の朝夕刊などを印刷している同工場はカラー印刷に優れた設備を保有。印刷スピードも速く、より多彩な千葉日報の紙面製作が可能になる。

◆本紙、原則20ページ建てに

 千葉日報社は、本紙紙面をこれまでの原則22ページ建てから20ページ建てとします。新聞製作費用が上昇する中で、料金値上げを避けるのが最大の理由です。広告を減らすなど、紙面の質、情報量の維持向上に努めますので、引き続きご購読いただきますようお願いいたします。