いのちの時間2 第7話(上) 作・相羽亜季実

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「ひかりちゃん、この新メニュー最高!」

 カウンターに座ったイソノが、鉢を持ち上げて大きな声で叫んだ。

 次の日の夜の営業は、前日よりもいくぶん落ち着いており、普段の客足にとどまっていた。どうやらイソノは、愛子のことを触れ回ったことにより、良夫が不在の舟よし ・・・

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