2025年6月6日 17:05 | 無料公開

名神高速道路の関ケ原インターチェンジ付近で行われた除雪作業=2024年1月(中日本高速道路名古屋支社提供)
中日本高速道路(名古屋市)が6日発表した2025年3月期連結決算は、純利益が前期比99・9%減の900万円だった。2月の大雪で雪氷対策費がかさんだほか、人件費の上昇が響いた。
売上高に当たる営業収益は8・6%増の1兆688億円だった。交通量が堅調に推移したことで料金収入が増えた。
26年3月期の業績見通しは、高速道路事業の損失幅縮小を見込み、営業収益は53・5%増の1兆6404億円、純利益は大幅増の29億円を予想した。今年4月の自動料金収受システム(ETC)障害の影響は、正確に算定できていないとして盛り込まなかった。