モンゴルで安保国際会議 日朝当局者の接触なし

国際会議「ウランバートル対話」に出席した日本外務省の担当者(中央と右)ら=5日、ウランバートル(共同)

 【ウランバートル共同】モンゴルの首都ウランバートルで5日、北東アジアの安全保障問題を話し合う国際会議「ウランバートル対話」が開かれた。会議には2017年と18年に日朝の当局者が参加して短時間の意見交換をしたことがある。昨年に続き日本から外務省担当者が派遣されたが、北朝鮮当局者は今回も欠席し接触はなかった。

 日本は北朝鮮による拉致問題の解決に向けて対話のきっかけを模索している。一方、北朝鮮は外交や軍事分野でロシアとの関係強化に傾注している。外交筋によると、モンゴル側は北朝鮮に出席を呼びかけ続けている。

 会議は今回で10回目。日米韓やロシア、中国などの政府当局者や有識者が参加した。


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