イスラエルに攻撃自制要求 米大統領、イラン協議を優先

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は28日、イラン核問題を巡る米イラン両政府の協議が続いているとして、イスラエルのネタニヤフ首相にイランへの攻撃を自制するよう伝達したと明らかにした。「数週間以内」に合意が実現する可能性もあるとし、イランとの協議を優先する姿勢を示した。ホワイトハウスで記者団に述べた。

 イスラエルは早期のイラン核施設攻撃をトランプ氏に提案したと報じられている。イランが求めるウラン濃縮活動の継続を巡り、米イラン両政府の立場の溝は大きいが、トランプ氏はイスラエルによる攻撃が交渉を破綻させるとみて、合意の実現可能性をもう少し見極めたい考えとみられる。


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