協賛社がロゴ取り外し要求 新体操、威圧的指導問題で

協賛社のロゴが入ったウエアを着用する新体操団体の日本代表「フェアリージャパン」=3月、味の素ナショナルトレーニングセンター

 新体操の日本代表選手が村田由香里・日本体操協会強化本部長(43)による威圧的指導や、男性トレーナーによるセクハラ被害を訴えていた問題を受け、化粧品大手ポーラなど複数の協賛社が代表のウエアから企業名のロゴを外すなどの対応を日本協会に求めていたことが28日、共同通信の取材で分かった。協会は内部調査を経て村田氏を続投させたが、透明性を疑問視する声も出ている。

 関係者によると、日本代表が25日の国内大会のエキシビションで演技した際、ロゴを外したレオタードを着用した。2007年から協賛する協会オフィシャルパートナーのポーラは「事実確認ができるまではポーラの露出を可能な限り、削除の対応をしている」と説明。バレエやダンスの用品メーカーで、オフィシャルサプライヤーのチャコットは「(調査に)第三者を入れるなり、公明正大に事実を明らかにして説明していただきたい」(広報担当者)とした。

 協会は対応に問題はないとの認識を示す。


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