2025年5月28日 19:15 | 無料公開

自民党本部で開かれた、氏制度の在り方に関する作業チームの会合であいさつする逢沢一郎座長(中央)=28日午後、東京・永田町
自民党の氏制度の在り方に関する作業チーム(WT)は28日の会合で、選択的夫婦別姓制度を巡る「基本的考え方」を大筋で取りまとめた。戸籍制度を堅持した上で、旧姓の単独使用に向け「法制化を含めた基盤整備の検討を進める」と明記した。別姓制度導入は盛り込まなかった。逢沢一郎座長に修正も含めた今後の対応を一任した。別姓推進派からは反対意見が上がった。
会合後、逢沢氏は「国会対応は幹事長や国対委員長の判断だ」と記者団に述べ、衆院法務委員会で審議入りする野党3案に対する党議拘束の是非は直接関連しないとの認識を示した。近く小野寺五典政調会長に報告する。