2025年5月27日 19:03 | 無料公開

大阪市で行われた人工知能学会の全国大会=27日
人工知能学会は27日、大阪市内で全国大会を開いた。人工知能(AI)に関する日本最大級の学術イベントで、研究者や企業の関係者が成果を発表した。栗原聡会長は講演で、AIを使える層とそうでない人たちで格差が進むとの懸念を示し、子どもへの教育の重要性を訴えた。大会は30日まで。
栗原氏は今後、自分のことを思って行動してくれる「バディAI」が必要になるとも主張した。この日は日本製鉄が製造過程で生じる大量のデータを基に、AIによる生産性の向上に力を入れていると報告。企業関係者らが活発に意見を交わした。
大会は今回が39回目。オンラインを含め4千人超が参加する見込みだ。