2025年5月26日 17:56 | 無料公開

河野太郎氏
自民党の河野太郎前デジタル相は26日までに、自身のブログで、年金制度改革法案を巡り、基礎年金(国民年金)底上げの財源に厚生年金の積立金を活用する修正案を「毒入りあんこだ」と批判した。自民は公明、立憲民主を含む3党で修正合意する方針だが、与党内で異論が顕在化した形。
河野氏は、底上げの財源に関し「厚生年金の被保険者が年金のために負担した保険料を勝手に目的外利用するものだ」と主張。税金も併せて投入されることになるにもかかわらず、厚生労働省も立民も財源を明確にしていないと訴えた。
国民民主党の玉木雄一郎代表も26日、自身のX(旧ツイッター)で、河野氏に同調。「将来の税負担が組み込まれている。どのような税金を誰に負担してもらうのか、きちんと示すべきだ」と指摘した。