万博と台湾を結び「超歌舞伎」 NTT技術で現地と共演

NTTが報道公開した「超歌舞伎」。中村獅童さんが高速通信規格アイオンで結んだ台湾の演者(後方の画面)と共演し、音楽がずれることなく動きを合わせた舞踊を披露した=24日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博に民間パビリオンを出展しているNTTは24日、大阪市の人工島・夢洲のEXPOホールと台湾を次世代の高速通信規格IOWN(アイオン)で結び「超歌舞伎」を上演、現地の伝統芸能との共演を報道関係者らに事前公開した。

 25日までの2日間、日本と台湾の会場で披露、約5千人が詰めかける見込みだ。

 演目は神代が舞台の「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」。中村獅童さん演じる佐藤四郎兵衛忠信が、世界に闇をもたらした青龍の精と戦う際、台湾で演じる3人が映像で登場。音楽がずれることなく両方の会場で動きを合わせた舞踊を披露した。


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