石木ダム事業で地元説明会 長崎県、約11年ぶり開催

長崎県が開いた石木ダム事業に関する地元説明会=20日午後、川棚町

 長崎県は20日、1975年度の事業採択後、完成時期の延期を繰り返している石木ダム事業に関し、建設予定地の川棚町で説明会を開いた。当初は3月開催を予定していたが、出席者や進行方法を巡り住民側と折り合いが付かず見送られていた。地元説明会は約11年ぶり。

 説明会は住民側の意見を踏まえ、県の担当者が市民団体の質問に答える形で進んだ。水没予定地で暮らす住民ら約150人が傍聴した。

 市民団体側は「降雨量の変化などを踏まえ、計画の見直しが必要」と主張したが、県側は「他県や国の状況を見て判断したい」と述べるにとどめた。

 石木ダムは完成時期が当初から約53年遅れの2032年度となっている。


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