2025年3月12日 19:18 | 無料公開
新しいがん治療の仕組み(イメージ)
大阪大は12日、抗がん剤が効きにくいタイプのがんに対し、悪化のもととなるタンパク質を攻撃する「抗体医薬」を使った臨床試験(治験)を開始すると発表した。進行したがんと、治りにくい性質の乳がん患者が対象。グループの島津研三阪大教授は「がん治療を大きく変えるのではないか」としている。
転移や再発したがんでは、抗がん剤が効きづらく、治療が難しくなることが知られている。グループはこれまでに、抗がん剤を効きづらくしたり、がんが増えやすい環境をつくったりするタンパク質「病的ペリオスチン」ががんの周囲で分泌されることを突き止めた。








