2025年3月3日 15:49 | 無料公開

パナソニック「くらしアプライアンス社」と日本大工学部の村山嘉延准教授との共同研究で試作した計測用機器と装着のイメージ
パナソニックで白物家電を手がける「くらしアプライアンス社」は3日、日本大工学部の村山嘉延准教授との共同研究で、睡眠中に腹部周辺の衣服の中の温度を測り、基礎体温と同じ精度で月経のリズムを把握できることを実証したと発表した。試作した計測用機器は今年中の商品化を目指している。
機器は4・8センチ四方で厚さは1・7センチ、重さ21グラム。下着を挟むように装着する。寝ている間に衣服と皮膚の温度を測りデータを保存する。
研究では女性44人に3カ月間毎日、機器と基礎体温計での計測などを依頼。機器でも体温が低めと高めの時期を確認することができ、その移行時期も基礎体温と差がないことが分かった。