2025年2月26日 18:46 | 無料公開
膵がん早期発見のイメージ
胃カメラ検査をしながら、早期発見が難しい膵がんを高精度で診断する方法を開発したと、大阪大などのチームが26日発表した。膵臓とつながる十二指腸の一部を洗浄した液を回収し、ほとんどの膵がんが持つ遺伝子変異を調べる。通常の胃カメラ検査に1〜2分の追加で実施でき、早期発見が期待できるという。
谷内田真一・大阪大教授は「家族歴があるなどリスクの高い人を対象に定期的に実施すれば早期発見につながる。膵がん克服に向けた大きな一歩だ」と述べ、5年後の実用化を目指すとした。
膵がんは症状がないまま進行することが多く、発見が難しい。診断時には進行していることが多く、国立がん研究センターの統計によると、5年生存率は約13%。早期発見が課題となっている。
開発した診断法では、通常の胃カメラ検査の前に膵液の分泌を促す薬を静脈に注射。十二指腸のうち、膵管の出口に当たる部分を特殊なカテーテルで洗浄した上、その液を回収する。回収液のDNAから、ほとんどの膵がんで見つかる「KRAS」という遺伝子の変異数を調べる。








