新横綱の豊昇龍、東の正位 王鵬が新関脇、安青新入幕

豊昇龍=1月

 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付を発表し、2度目の優勝を果たした初場所後に第74代横綱に昇進した豊昇龍が東の正位に座った。新横綱の誕生は2021年名古屋場所後の照ノ富士以来で令和2人目。外国出身は8人目、モンゴル出身は叔父の朝青龍らに次いで6人目となった。

 初土俵から所要42場所は年6場所制となった1958年以降初土俵で5番目の速さ(幕下付け出しは除く)。新横綱場所での一人横綱は玉錦、曙に続いて3人目。

 先場所で優勝同点の12勝を挙げた王鵬が新三役となる新関脇で西に就いた。父の元関脇貴闘力との親子三役で史上7組目。ウクライナ出身の安青錦が初土俵から所要9場所で新入幕を果たし、58年以降初土俵では常幸龍と尊富士に並び最速(幕下付け出しは除く)。

 2大関は大の里が東、初のかど番の琴桜が西。他の関脇は東に3場所連続の大栄翔。小結は元大関の霧島が2場所ぶりの三役復帰で東、2場所連続の阿炎が西に回った。


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