2025年2月21日 21:04 | 無料公開
写真に納まる(左から)直木賞の伊与原新さん、芥川賞の鈴木結生さんと安堂ホセさん=21日午後、東京都内
第172回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が21日、東京都内で開かれ、「DTOPIA(デートピア)」の安堂ホセさん(30)と、「ゲーテはすべてを言った」の鈴木結生さん(23)に芥川賞が、「藍を継ぐ海」の伊与原新さん(52)に直木賞が、それぞれ贈られた。
「想像だにしなかった読者と、本を通じて出会えた」。そう喜びを語った鈴木さんは、式に先立って、敬愛する作家大江健三郎さんの直筆原稿を保管する東京大に足を運んだという。
多くの言葉が斜線で消された推敲の跡を見て、小説を書くことの難しさを痛感したとスピーチで明かし「あり得たかもしれない瞬間全てを肯定するものを書きたい」と述べた。
安堂さんは「今日は定員をオーバーするくらいの友人に来てもらいました」とはじけるような笑顔を見せた。受賞作について「成功も失敗も書き込んだ。いつか誰かの作品にとってのアーカイブになってくれたらうれしい」と話した。








