中国、福島原発で処理水を初採取 IAEA主導の追加監視

東京電力福島第1原発

 国際原子力機関(IAEA)は21日、東京電力福島第1原発構内で処理水を採取した。海洋放出を検証する追加モニタリング(監視)の一環で、IAEAの枠組みの下、第1原発の構内で中国の分析機関が処理水を採取するのは初めて。

 日中両政府は、IAEAの枠組みの下で中国側が試料採取に加わることに合意している。追加監視は中国による日本産水産物の輸入再開に向けた取り組み。IAEAの専門家に加えて中国、韓国、スイス、フランスの分析機関が参加している。

 21日午前、第1原発構内で、希釈前の処理水をためておくタンクから採水した。

 第1原発では、1〜3号機の溶融核燃料(デブリ)を冷やす注水や建物への地下水などの流入によって汚染水が発生。東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化し、処理水として2023年8月から海洋放出している。


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