核融合で投入以上のエネルギー 米研究所、発電実現には時間も

核融合実験で燃料を置く直径10メートルの球形の部屋=2009年、米カリフォルニア州(ローレンス・リバモア国立研究所提供・共同)

 【ワシントン共同】米ローレンス・リバモア国立研究所は13日、核融合の実験で燃料の容器に投入した分を上回るエネルギーを得ることに成功したと発表した。資源の量にほぼ制約がない水素の同位体などが燃料で、二酸化炭素(CO2)を排出しない新たな電源になる可能性を示した。

 所管するエネルギー省のグランホルム長官は「画期的だ。この成果がさらなる発見につながる」と歓迎した。ただ発電利用にはエネルギーの獲得効率を飛躍的に高める必要がある。相当の技術開発が求められ、実用化はできても数十年後との見方が強い。

 核融合は、軽い原子核同士がぶつかって重い原子核ができる現象。


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