労使交渉が決裂、15分で終了 進展なく予定の開幕危機に

開幕戦の試合前、国歌斉唱で整列するエンゼルス・大谷(奥左から3人目)ら両チームの選手たち=2021年4月、アナハイム

 【ロサンゼルス共同】労使決裂中の米大リーグで17日、機構(MLB)と選手会が交渉を行ったが、15分で終了して進展はなかった。全国紙USAトゥデー(電子版)は「予定通りの開幕は非常に危うくなった」と報じた。機構側は今月28日までに妥結しなければ、3月31日に開幕できないと選手会に伝えたという。

 17日の交渉では主要争点の年俸総額や最低保障額で新たな提案はなく、選手会は年俸調停の取得年数を一律2年にする短縮案を取り下げる代わりに、対象選手を22%から80%に拡大してボーナス分配額を1億1500万ドル(約132億円)に増やすよう要求した。


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