妊娠25週、胎内で心臓手術 国内初、重い先天性の病気 赤ちゃん無事に出産

重症大動脈弁狭窄症の胎児の手術をする医師ら=7月、東京都世田谷区(国立成育医療研究センター提供)

 国立成育医療研究センターは13日、重い先天性の心臓の病気「重症大動脈弁狭窄症」と診断された赤ちゃんの手術を母親のおなかの中にいる妊娠25週で行い、成功させたと発表した。この病気の胎内での手術は欧米では実績があったが、国内では初。無事に生まれ、経過も良好という。

 全身に血液を送り出すポンプに当たる「左心室」と大動脈を隔てる複数の弁の間隔が狭すぎて、血が流れにくくなる病気。心不全になって死亡する恐れもあった。

 手術は今年7月。母親のおなかの上から超音波を当てて、内部を確認しながら赤ちゃんの心臓にカテーテルを入れ、先端のバルーンを膨らませて弁の間隔を広げた。


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