貴景勝「いろんな経験をした」 稽古再開、21年優勝なし

稽古中の貴景勝=東京都板橋区の常盤山部屋(代表撮影)

 大相撲の大関貴景勝が10日、東京都板橋区の常盤山部屋での稽古後に代表取材に応じ、一度も優勝できなかった今年を「いろんな経験をさせてもらった」と総括した。初場所(来年1月9日初日・両国国技館)へ向け、7日から稽古を再開。しこ、てっぽうなどの基礎運動で汗を流した。

 今年は出だしからつまずいた。綱とりの初場所は4連敗スタートから左足首を負傷し、首を痛めた名古屋場所といずれも途中休場。秋場所は8勝7敗で辛くもかど番を脱したが、初日から3連敗と振るわなかった。

 一年納めの九州場所では12勝をマーク。25歳の大関は「強くなるしかない」と短い言葉に決意を込めた。


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