美酒祈願で大杉玉掛け替え、奈良 大神神社の拝殿

奈良県桜井市の大神神社で、掛け替えられた大杉玉に木札を結び付けるみこ=13日

 酒造りの神様で知られる奈良県桜井市の大神神社で13日、拝殿の大杉玉が掛け替えられた。全国各地の蔵元らが新酒醸造の安全を祈願する「酒まつり」前日の恒例行事で、みこの松原鈴奈さん(19)は「皆さんにおいしいお酒が届きますように」と話した。

 大杉玉は直径約1・5メートル、重さ約200キロ。球形に編んだ竹籠の編み目に神木の杉の葉が放射状に差し込まれている。この日は、職員らが8人がかりで天井につり上げ固定。みこが杉玉に「三輪明神」「志るしの杉玉」と書かれた木札を結び付けた。

 神社では直径約30センチの杉玉も約250個用意。酒まつり後、お守りとして蔵元に配られる。


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