銚子市、活性化へ「地域おこし協力隊」 増員活発、サポート事業も 定住、定着で人口減対策に 銚子・海匝支局・橋本ひとみ 【ちば最前線】

 都市地域から地方に一定期間移住して活性化に従事する「地域おこし協力隊」で、銚子市が隊員の増員を進めている。9月1日現在、県内外から転入した20代~60代の22人が市内で活動する。本年度新たに委嘱した隊員数は12人(退任1人含む)に上り、今後も増加が見込まれる。一方で定住・定着に結び付けるための受け入れ体制は課題。活躍できる環境や任期後を見据えてサポート事業も始まった。

 9月上旬、新隊員の委嘱式があった。埼玉県から転入の春日友里さん(33)。銚子市観光協会の職員として働き、SNSで観光情報発信などを担う。匝瑳市で中学から大学卒業までを過ごし、銚子にも遊びに来ていた縁がある。「犬吠埼灯台や屏風ケ浦など魅力ある所はたくさんあるが、若者や海外の人に知られていないスポット ・・・

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