携帯音で死を察知

 姉の愛子は、脳梗塞を何度も繰り返すうち、通院から入院を余儀なくされ、病院二つめのベッドは千葉市中央区道場南の斉藤労災病院だった。

 入院時の大半は認知症ぎみで、付き添う我が子の名前も確かには呼べなかっ ・・・

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