猫じゃらしの庭

 もう人手に渡った庭で、見るのもつらいが、それでも長年の習慣で、雨戸を開けるとつい見てしまう。

 在りし日の父親といっしょに探し求めた地面ということで、小さな庭ながら見るたびに懐かしく、父親のくすんだよ ・・・

【残り 602文字】



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