清水伶選 【日報俳壇】

水鏡を纏いて里は早苗待つ 大多喜 花崎喜三男
 【評】田植えを待つ里の風景を「水鏡を纏いて」と表現された描写力に感服させられた。添削してもいいのなら、〈水鏡纏いて里は早苗待つ〉と定型に収めたいと思う。一面に水を張って耀いている里の風 ・・・

【残り 1042文字】



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