田山花袋と銚子に 国木田独歩(25)

 少女への恋心を描いた「蒲団」で名高い田山花袋が、銚子を訪れていることが、永澤謹五著「銚子の文学碑めぐり―銚子と文学者のふれあい」に書かれている。

 花袋の「インキ壷」(明治四十二年十一月佐久間書房刊) ・・・

【残り 650文字】



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