【未明の砦】(423) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第四章 標的(三十)

 矢上は両腕を広げて工員たちの視線をラインへと導くと、ひときわ声を張った。

「この鼓動のために、これからも労働者の鼓動が止まるだろう。それでもユシマは労災を認めず、労働者の死を ・・・

【残り 882文字、写真 1 枚】



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