国枝復活、涙の理由は 抱えた重圧、あがいた5年 車いすテニス【東京パラの舞台裏 千葉県勢の熱戦録】(上)

 「一生分泣いたし、枯れましたね」。あれほどクールを貫いてきた男が、顔をくしゃくしゃにして涙を流していた。8強に終わったリオの段階で、東京パラの優勝は「99・99パーセントない」と考えていた。引退も覚悟した上で2大会ぶりにシングルス王座を奪還した国枝慎吾=柏市出身、麗澤高、麗澤大出 ・・・

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