【未明の砦】(69) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(五十四)

「親父はいつもむしゃくしゃしてて、身近になにかぶん殴れるものが必要だったんだと思う。まぁ、それが俺だったんだけどな」

 脇はやれやれという顔でそう言うと、いきなり手を ・・・

【残り 871文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る