【未明の砦】(54) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(三十九)

 砂浜に寝転がり、矢上は午前の陽光を堪能する。早番の時は工場の窓から、遅番の残業の時は寮へ戻るバスの窓から眺める光だ。だが、ここには一切のフレームがなく、光は ・・・

【残り 839文字、写真 1 枚】



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