【あたたかな家出】(4)作・大谷八千代

 仏間におばあちゃんと布団を並べて寝ることになった。

「ねえ、おばあちゃん、お母さんがわたしの気持ちがわからなかったみたいに、わたしもお母さんの気持ちがわからなかったのかな」

「ゆいちゃんは、自分の子どもにはどうしてあげたい?」

「何も言 ・・・

【残り 1108文字、写真 1 枚】



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