【うずしお高校浄瑠璃部】(272) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

  ◆第七章 高校三年生(五十一)

 圭介は汗を垂らしながらスコップを使い続けた。やがて、蛍光灯に照らされた蔵の底にトランクを隠せるほどの穴ができた。

 さつきは棚から数枚のビニール袋を取 ・・・

【残り 816文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る