【うずしお高校浄瑠璃部】(258) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十七)

 圭介とさつきは蔵のなかにいた。もう真夜中だった。ランプを消した中二階で、二人は並んで横になっていた。鎧戸はあけ放ってある。四角く区切られ ・・・

【残り 757文字、写真 1 枚】



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