【うずしお高校浄瑠璃部】(268) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(四十七)

 稽古とアルバイト、あとは蔵に通うだけで、圭介の夏はひとっ飛びに過ぎていった。南淡路の空にもはや積乱雲は見当たらず、天高く光る鰯(いわし)雲から風が降り ・・・

【残り 817文字、写真 1 枚】



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