【うずしお高校浄瑠璃部】(256) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十五)

 この人を一度見かけている。そしてその時も、目が遭った。圭介の全身からまた汗が噴き出した。止まらなくなった。

「みんなとは関係のないことやから心配せ ・・・

【残り 801文字、写真 1 枚】



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