【うずしお高校浄瑠璃部】(251) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十)

 蔵の扉に鍵はかかっていなかった。圭介はアルミ製のその扉をわずかに開け、なかを覗いた。一階部分の蛍光灯がついている。青白い光に包まれて、古 ・・・

【残り 745文字、写真 1 枚】



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