【うずしお高校浄瑠璃部】(242) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(二十一)

 日没後の暗い福良(ふくら)港を眺めながら、圭介はビッグオニオンに向かってとぼとぼと歩いた。バイト先は、昨年まで「居酒屋すみれ」の暖簾(のれん)が揺れてい ・・・

【残り 835文字、写真 1 枚】



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