【うずしお高校浄瑠璃部】(237) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(十六)

 翌日、圭介は学校を休んだ。部の練習にも顔を出さなかった。ビッグオニオンへの出勤時間まで、部屋の隅に座り、ひざを抱えていた。

 泣き ・・・

【残り 785文字、写真 1 枚】



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