【うずしお高校浄瑠璃部】(197) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(三十五)

 圭介はすぐには返事できなかった。ダムの底を覗きながら、そのすり鉢状の傾斜を二人で落ちていくところを想像してしまったからだ。何度もコンクリート ・・・

【残り 771文字、写真 1 枚】



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