【うずしお高校浄瑠璃部】(153) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第四章 新人舞台(四十四)

 安川が足遣いに選ばれた日の夜、さつきは圭介を心配して、電話をくれたのだった。

「今日のことは、旅でいえば最初の一里塚みたいなもんやと思うの。人形浄瑠璃 ・・・

【残り 801文字、写真 1 枚】



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